昨日は、タンカ絵師の方との出会いがありました。
馬場崎研二さん。現在、佐世保で絵を描きつづけています。
馬場崎さんがタンカと出合ったのは、大学4年生の時。
ネパールカトマンズを旅行していた時に出合いました。
その後、ダライ・ラマ法王殿タンカ絵師チャンパ・ツェタン師のもとで
タンカ製作技法を学び、多くのタンカを書いています。
本校の職員が馬場崎研二さんの絵を持っていたために、実物を見ることができました。
細かく描かれた一つ一つの線がとても繊細で、
素晴らしかったです。
長期間でも3ヶ月で書いてしまうそうです。
1959年、チベット動乱が起きた時に多くの絵師達が、
ダライラマ14世と共に祖国を後にして、インドやネパールに居を構えることになりました。
その中心地がインドのダラムサラです。
馬場崎さんもダラムサラにて20年近くタンカ絵師として活躍していました。
昨日の話しでは、仏教のお経を絵にするような感じであると言っていました。
馬場崎さんは、大学は法学部を出ており、自分が美術の道に進むとは
思ってもみなかったとのことです。
何が出会いとなるか分かりませんね。
まずは、興味のある所から動き出してみるということが大事だなあと
思いました。
昨日は、良い出会いをしました。感謝です。